製品について
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Qボードの不陸や段違いがあるところにも使用できますか?
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A
Columbia Taping Tools 社製のフラットボックスにはシーソー式のホイールが標準搭載しており、不陸や段違いをまたいででの塗付が可能です。
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Qパテの厚みは変更できますか?
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A
コロンビア社製フラットボックスは、0~5番手の6段階でパテの厚みを調整できます。
また、厚みに関わらず耳切れは良好でございます。
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Qパテ耳はきれいに切れますか?
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A
Columbia Taping Tools 社のフラットボックスは一般的なフラットボックス(Flat Box)とは違い、世界23か国以上でFlat Finishing Box (仕上げ用のフラットボックス)として流通しています。従って、ボードの段差が大きくない限り、ほとんどの場合、パテ耳がきれた状態で塗付されます。
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Qフラットボックスは日本製ですか?
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A
Columbia Taping Tools 社はカナダの企業で、フラットボックスおよび関連商品のビスの一本にいたるまで、すべてカナダ国内の同一工場内で製造しております。自動車部品を製造できるほどの先進的な工場で、設備投資額は数十億円だと考えております。(AME 代表の感想です)
フラットボックスやネイルスポッター、ハンドルにいたるまで、ほとんどの製品がシリアルナンバーによって管理されております。正規ルートでご購入いただきました全てのお客様に、メンテナンスやパーツの提供、最新情報をお届けできる体制を構築していきます。 -
Qボックスのフタがうまく入りません
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A
フラットボックスおよびネイルスポッターのガスケット(黒いゴム部分)は使いながら徐々に育ってくる(馴染んでくる)部位ではございますが、新品の状態だと若干タイトに感じることもあると思います。無理やり開け閉めを行なうとガスケットが馴染む前に破れたり破損する可能性がございますので、ガスケットがタイトな場合は、ボックスのフタを閉めた状態で、ガスケットと本体箱部分との隙間にシリコンスプレー(KURE SUPER シリコンスプレーがオススメ)を塗付いただくと開け閉めのキツさが緩和されます。※箱部内面にたくさんシリコンを使用すると、パテにシリコンが混ざったり、仕上げ材に影響する恐れがあるため、ご使用はオススメしません。
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Qフラットボックスとネイルスポッターの違いを教えてください。
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A
フラットボックスはジョイント部にご使用いただく器具で、パテをアーチ型に塗付し、耳残りが少ないことが特徴です。また、Columbia Taping Tools 社のフラットボックスはある程度の不陸・ボードの段違い、目違いを気にせずに塗付できることが可能です。
ネイルスポッターはビス頭のほか、ジョイントにも使用いただけますが、フラットボックスとは違い、パテ厚の調整やアーチ型の塗付はできません。ビス頭へのパテの充填を迅速に処理できる器具です。また、粘度が高く(削りにくい)パテ巾を広げたくないパテを使用される際にも、ジョイントへの充填をしつつ、且つパテ巾は最大2インチで抑えることのできる画期的な器具です。
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Qどのぐらいの長さが塗工できますか?
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A
塗工する厚み(ダイヤル調整0-5番)にもよりますが、下パテで5.5インチのフラットボックスを使用した場合、ボックスが満タンの状態で約13m塗付可能です。2500㎜の高さのジョイントが4-5本塗付可能です。
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Qフラットボックスに合うパテを教えてください。
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A
練りパテ、粉パテがご使用頂けます。粉パテの場合、規定希釈の真ん中(硬くもなく、ゆるくもなく)で希釈いただければ、たいていのパテはご使用いただけると思います。練りパテの場合は、使用分を缶内で練ってからご使用いただくか、丸々ひと缶を撹拌機で撹拌してから、ご使用ください。また、粉パテ、練りパテを問わず、早い速度で練ってしまうとパテが粘ったり、撹拌機との摩擦熱により乾燥が早くなることございますので、分速500回転ほどの低速での撹拌が望ましいです。
フラットボックスでの塗付に慣れてくると、手がけでのパテ作業に比べて大幅に時間短縮することが可能になり、短い乾燥時間のパテも使用できるようになりますが、慣れるまでは反応型120分タイプや乾燥型のパテを選ばれることをお勧めいたします。 -
Qどのように洗えばよいですか?
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A
1.フラットボックスの箱内部のパテを押し出します。
2.背面のフタを開け、残ったパテをかき取ります。
3.他の器具と同様に水洗いをお願いします。Columbia Taping Tools 社のフラットボックスおよび関連製品は高品質なアルミを削りだして製造されています。
アルミは非鉄金属で、プライマーを使用しない限り、塗料やパテが密着し辛い素材ですので、内部の乾いていないパテはほとんどの場合、流水だけで洗浄いただけます。現場で水が使用できない場合やパテが内部で固まってしまった場合でも、カーボンスクレーパーなど樹脂製の器具で簡単に除去することが可能です。また、CTT社のフラットボックスは自動車メーカー出身の設計技師による金属特性を活かしたタフな設計になっているため、お湯に浸けても歪みが生じることはありません。湯水に浸けおくことで、パテを軟化させ定期的なメンテナンスをしていただくと、永くご使用いただけると思います。 -
Qパテの重ねづけはできますか?
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A
フラットボックスに標準搭載されているホイールは、パテの吐出部の外側に配置されているため、パテの重ねづけが可能です。カットメジ部など、粉体残留物によってパテが剥がれた場合や、一度塗付した状況を見た上で、パテの厚みを変更したい場合などに、ウェットな状態のパテの上から重ねてパテを塗付することが可能です。
パテの重ねづけや不陸や目違いジョイントへの塗付の可否は、フラットボックスを選ぶ際の大切なポイントだと思います。
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Q最初にどの製品を購入すればよいですか
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A
目地処理用として、ボックスとハンドルをご用意いただければ施工可能です
お勧めの基本スターターセット
・下パテ用) 5.5インチフラットボックス
・上パテ用) 10インチフラットボックス
・ハンドル マトリックスハンドル (ボックス共用で1本)※ボックスのサイズは仕上がりをイメージして選定ください
5.5インチ/8インチ/10インチ の3種を在庫販売しています
仕上りについて
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Qパテがかすれます
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A
パテがかすれる原因は下記の通りです。
1. ハンドルの押込みが弱い → フラットボックスは箱の部分をハンドルを用いて、ところてん式にパテを押し出す構造になっています。ハンドルを壁面に突き、箱の部分を貫通させるイメージで押しこんでください。慣れれば簡単ですが、意外と力は必要です。
2.パテが固い場合 → パテに加水いただき、緩めてください。通常、パテの規定希釈率で練っていただければ、たいていのパテはご使用いただけます。パテの硬さは押込みに必要な強度と比例します。
3.パテ残量が少ない → ボックス内のパテ量が少なくなるとパテがかすれることがあります。
4.使用間もないフラットボックスはパッキン部分が硬く、押しつけに必要以上に力が必要な場合があります。
使用を続けていると徐々に育っていくパーツではありますが、極端に硬い場合は、フタを閉じた状態でパッキン部分にシリコンスプレーを吹き、潤滑させていただくと使用感が良くなります。※ボックスの内部にスプレーをすることは、パテにシリコンが混じり、仕上げに影響が出る可能性が否定できないためオススメしておりません。 -
Q塗工中にパテが垂れてきますがどうしたらいいですか?
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A
塗工中にパテが垂れてくる原因は下記のとおりです。
1.パテがゆるい/持ち方
パテがゆるいと垂れの原因になります。パテメーカー推奨の規定希釈率の真ん中くらいで練っていただくのがベストです。上パテ(仕上げパテ)など、意図的に薄く塗付したい場合に通常よりパテを緩めることがありますが、その際はフラットボックスのパテ吐出部を常時上にして移動するなどの工夫が必要です。
2.フラットボックスを押しこむ力加減とスライドさせるスピードが合っていない
押しこむ力加減が強くても、それなりのスライドさせるスピードがあれば、パテはこぼれません。
一般的な住宅の高さ2500mmの壁面ジョイント部であれば、天地を約5-6秒でスライドし切るようなスピードで塗付していただければ、垂れがなくボックスがきれいな状態でご使用いただけると思います。